3 研究開発にかかる特記事項
(1)高崎経済大学との連携
本校は、高崎経済大学と連携し、平成20年度から、大学
の教育内容・方法等を高校時代に体験させる高大連携事業
を試行的に開始しました。そして、平成22年度からは、こ
の事業に特に取り組むクラスとして「高経クラス」を設置
し、大学と高校の教員及び学生・生徒間の交流を、高校在
学3年間の教育活動に位置づけることを試みています。
今回、SGHの指定を受けることができたため、この高
大連携事業をSGH事業の中核として位置づけ、この取組
をさらに発展させることにより、高校教育を大学教育へ円
滑につなげること、そして次世代に求められるグローバル
な人材を育成することを目指しています。
(2)地元企業等との連携
地元(高崎市)から海外へ進出する事例を研究するため
に、海外に進出している高崎市内の中小企業との連携を開
拓します。具体的には、海外に進出している地元企業の経
営者等に協力を依頼し、講話や課題提供等をしていただき
ながら事例研究に取り組みます。
また、高崎市の行事である「えびす講」に高校生のグル
ープが出店する「販売甲子園」に参加したり、地元の県立
女子大学と連携し、英語力の向上を目指した「イングリッ
シュセミナー」を実施したりなど、地元や地域と連携した
事業を積極的に企画します。 |
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(3)オナークラス
各学年に「啓発的・探究的な体験学習と汎用的な能力」
を育成することを目的としたオナークラスを、文系理系ご
とに一クラスずつ設置します。文系のオナークラスは「高
経クラス」を発展させたクラスであり、このクラスがSG
H事業に中心に取り組むクラスとなります。
したがって、本校のSGH事業は、基本的には、全校
(学年)単位で取り組む事業とオナークラス単位で行う事
業に分類されます。つまり、全校(学年)を啓発する一方
で、意欲の高い者がオナークラスに所属し、より高度な内
容に取り組むプログラムとなっています。また、本校では
文系オナークラスが取り組むSGH関連のプログラムを、
特にオナープログラムと呼んでいます。
なお、オナークラスは「啓発」された生徒のうち「意欲
の高い」生徒を基準として、学年ごとに年度当初に編成す
ることとしています。 |
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(4)総合的な学習の時間の活用
本校のSGH事業は、主に、総合的な学習の時間を活用して実施します。そのほかには放
課後や、休日を利用しています。
SGH事業で実施する、「グループで課題を決め、考えたり調べたりする授業」「学校外
での見学や体験を重視する授業」「個人で何かを考えたり、調べたりする授業」については、
総合的な学習の時間で求めている学習形態でもあります。
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