3年進路講話
6月11日(木)、3年生を対象に高経大准教授の内藤まゆみ先生による心理学についての講話がありした。

 
演題は「記憶の達人になろう!」です。学年主任より講師の先生の紹介があり、内藤先生の講話が始まりました。
記憶のしくみから始まります。100円玉を実際に描いてみました。色々な100円が出てきました。
脳のクセを利用した記憶の仕方が能率的です。1つには、大きくても小さくてもやりやすいまとまりが利用できます。最初出されたランダムな羅列も、最初に3がつけば、円周率の数字であるため、覚えやすさがぐんと変わります。驚きです。
ランダムに並べられた名詞も、「乗り物」「文具」「果物」など、グループ化すると覚えやすくなります。
次にランダムに文章が口頭で言われます。「設備」「ものをいくつかの山に」「一度にあまり多くのもの」といわれてもなんだか分かりません。ところが・・・
タイトルをいわれてから同じ話を聞くと、理解できる内容量がぐんと上がります。ちなみにこのタイトルは「洗濯」です。みんな真剣に聞いています。受験勉強にも直結する内容でした。
覚え方にはコツがあります。体系的にグループ化して覚えることが効率的です。
なお、記憶には脳内の「海馬」が関与しているようです。これは記憶しようと努力すると増えるようです。何事も訓練が重要ですね。