1年理系オナー 埼工大連携講座
12月25日(日)、1年理系オナークラスが埼玉工業大学に赴き、連携講座を受講しました。

 
 本校の生物系の連携講座としては、2年生でお茶の水女子大学の協力による海洋生物の実習、修学旅行時の沖縄での生物実習を行っていますが、1年生でも埼玉工業大学の協力によるDNAを中心にした生化学の分野での連携講座を行います。午前中は生命環境化学科の石川正英教授による講義、午後は井門俊治名誉教授・特任教授による3D-CG実習を行いました。
・講義 石川正英教授
 1)遺伝子研究の歴史について
 生物とは何かから始まり、生物は自然発生しないということ、自己複製は遺伝子によって成されること、遺伝子の本体はDNAであり、その二重らせんが解けて複製されること、またこのDNAによってタンパク質が合成されることをお話しいただきました。
 2)遺伝子の利用について
 遺伝子診断と遺伝子治療についてお話いただきました。遺伝子の配列の違いがタンパク質の配列の違いになるため、各人に見合った治療が必要であること、また遺伝子からどのような病気になりやすいかなどを解析する方法もあることなどお話いただき、最後に石川先生の研究室についてもご紹介いただきました。
 委員長より石川先生へ謝辞を伝えました。
・実習 井門俊治名誉教授・特任教授
 生体の基礎となる有機分子の構造を学習しました。有機分子のうち、メタン・エタン・プロパンに代表される炭化水素について、その立体構造を3D画像を利用しながら理解しました。なおプログラムを変更し、炭素の数を増やしてモデルを観察するということも行いました。
 最後に委員長より井門先生へ謝辞を伝えました。井門先生、石川先生を始めとする埼工大の先生方には大変なご尽力をいただきました。誠にありがとうございました。