2、3年文系オナー 海外研修(中国・香港方面)
7/18(月)~21(木)まで、3泊4日で2年生10名、3年生2名計12名の生徒が中国(深セン市)・香港へ海外研修に行きました。

 
~SGH事業 中国・香港研修のねらい~
 本校は、SGH事業として1年次に地元高崎市から海外へ進出する事例を研究するために、海外に進出している高崎市内の企業・株式会社サイトウティーエム(製造業)との連携をとっている。具体的には「グローバルリレー講話」において、経営者の方から講話やディスカッション、事例提供等をしていただきながら課題研究に取り組んでいる。ねらいの1つ目は、課題研究時の疑問点や自分なりに立てた仮説を2・3年次に実際に自分の目で確かめることである。サイトウティーエムでは、製造業企業としては数少ない日本人女性社員が現地で管理職として活躍されており、事業の海外展開するうえで身につけておきたいスキルなどを具体的に聞くことができる。また、英語を母国語としない様々な国の人々とのビジネス交渉を英語で行う話などから海外でのビジネスにはコミュニケーションツールとしての英語が必要不可欠であることが再確認できる。2つ目に、ヤマト運輸香港事業所(運送業)の訪問により、日本とのサービスの違いなど具体的な海外戦略の方法を知ることが出来る。さらに、今回は、日本の大型スーパーであるイオン(小売業)の中国深センショッピングモールの見学と支店長とのディスカッションを通して上記2社の海外戦略との違いなども検証できる機会にも恵まれた。

 成田空港出国ゲートです。これから3泊4日の研修です。
 株式会社サイトウティーエム中学深セン事業所訪問の様子です。到着後すぐに、齊藤社長、管理職の荻野さんから会社の概要説明などを受けました。「齊藤利来精密五金有限公司」と「新永旭五金模具有限公司」の2つの会社が同じビル内にあり、写真はその工場見学の様子です。
 7/19(火)12時から 中国深セン経済特区、華南地区、イオン付近の広東料理店で昼食をとりました。昼食後、約5分ほどで次の訪問先のイオンに到着しました。
 イオンの日本人管理職の丹森健二様よりご挨拶があり、約1時間店内を自由に見学しました。その後約1時間、丹森さんから中国と日本の販売価格の比較とその根拠や、今後のイオンの中国やASEANを中心とした海外戦略をお伺いしました。
 7/20(水)午前中にヤマト運輸香港事業所を訪問しました。到着後、八幡健副社長よりご挨拶をいただき、会社概要についての説明やDVD視聴が現地スタッフの方の司会により進められました。その後、施設見学ということで国際クール宅急便に使用するコンテナなどの手順や仕組みの説明を受けました。
 研修室に入り、八幡副社長より事前に送った質問内容に対してご回答いただきました。具体的には、海外展開をするにあたってどうして香港を選んだのか? 日本と違って困ることは?事業を始める際に苦労したことは? など。次に3つのグループに分かれて現地社員との座談会を約30分行いました。各グループともなぜヤマト運輸に就職したかなど積極的に質問をしていました。最後に八幡副社長をはじめプレゼンテーションを企画していただいた日本人スタッフの小田切翔様と久保満寛様、現地のスタッフの皆様方へ感謝の意も含め感想を一人一人述べました。
 7/20(木)午後はスタンレーマーケットの露店などで中国芸術文化の一つである花文字を書くところを見学したり、お土産を買ったりしました。その際英語をコミュニケーションツールとして様々な場所で使いました。添乗員のトウさんよりイギリス植民地下での香港の発展などの詳しい説明を受け、様々な文化が融合していることも感じました。夜は世界三大夜景の一つである香港夜景を見学するために、ビクトリアピークの山頂に行きました。
 7/21(金) 研修も4日目となり日本への帰国となります。香港国際空港での様子です。その後、無事に成田空港に到着しました。