3年文系オナー コラボゼミ成果発表会(SGH事業)
9月8日(土)、高崎経済大学において、SGH事業の1つである3年文系オナークラスコラボゼミの成果発表会が行われました。

 
☆開会式
 本年度でコラボゼミも9期目、2014年度より文科省SGH指定の事業となってから5回目を迎えます。最初に本校校長の挨拶がありました。高校は、今教科ごとの知識教育のみならず、教科を横断し、教科の知識をベースに課題解決を行う思考力判断力を養う方向への転換を迫られており、コラボゼミをはじめとする高大連携事業はその先駆けとして行われていたことが挨拶の中にありました。続いて高経大教授矢野先生から趣旨説明がありました。この事業の目的は「世界を作るための仕事をする人材を作る」ことにあります。高校生はゼミナール形式の少人数グループ学習を進めることで、専門的研究能力・プレゼンテーション・コミュニケーション能力を高め、社会に貢献できる人材を育てることが目的です。一方大学生側にも大きな意義があります。「教えることは二度学ぶこと」と言われています。高校生を指導することにより、自分がどこがわからないのかが明確になり、また教えるためにさらに深く学ぶことになるので、大学と高校それぞれの教育効果が覿面に向上する旨が話されました。
☆発表
 3年生のコラボゼミのテーマは「日本企業の海外戦略」についての研究です。このテーマのもと、6グループに分かれて研究を行いました。なお訪問企業の仲介に、2012年度より「経営支援NPOクラブ」に協力いただいています。
①日本航空(JAL)班
②IHI班
③明治班
④キューピー班
⑤三菱商事班
⑥テルモ班
☆講評、そして担任より謝辞
 経営支援NPOクラブ・三井住友建設元副社長 嶋津洋二様より講評を頂きました。英語での発表も年々工夫がされており、また英語もゆっくりと聞き取れるように発音されていたため、大変聞き取りやすい英語であったという旨をお話しいただきました。一方で、これからの会社の将来を予測する上では、根拠となるソース(情報源)は複数挙げるなどの客観性を考慮するようアドバイスをいただきました。次いで3年1組担任の福島先生より挨拶がありましたが、このクラスは生徒の成長を肌で感じることができ、大変楽しい時間であったこと、そしてコラボゼミを支えてくれた矢野ゼミの大学生、NPOクラブ、そして生徒一人ひとりの保護者への御礼を伝えました。
☆epilogue~全ての発表を終えて
 最初に矢野先生による英検準1級・2級取得者への表彰、あいさつがありました。準1級合格者が出たのは今年度が初めてだそうです。続いて集合写真を担任、副担任、学年主任、そしてお世話になった矢野先生、矢野ゼミの大学生の皆さんと共に撮影しました。その後は高校生、大学生ともグループに分かれて、高校生から大学生にお礼を伝えました。矢野先生、そして矢野ゼミ大学生の皆さん、今年もコラボゼミへのご協力、大変ありがとうございました。