<<SGH>> 小論文講話「問いの重要性」
4月25日(火)、1年生を対象に高崎経済大学経済学部高松正毅教授より『思考力を鍛えるための「問い」の重要性』というテーマでご講演いただきました。当日の資料はこちらです。

 
 高松先生の講話の要点を以下に示します。
 社会人には「理解力・記憶力」だけではなく、「思考力・判断力・表現力」も必要とされます。したがって高校生のうちからそういった力をつけていくことが大切です。知識の習得は、日々の学校の勉強や受験勉強で十分身につけられます。また正解があらかじめ決まっている問題に答えることで、適応力や応用力を鍛えることができます。しかしこれらの学習活動では、「思考力・判断力・表現力」を身に付けるまでには至らないのです。
 これからのグローバル社会における諸課題には、明確な正答はありません。したがって我々は、「自分自身で問いを立て、答えの用意されていない問いに挑む」という取り組みを数多く体験し、様々な解決策を持つということが必要になります。
 本校はSGH事業の一環として、1年生がグローバル基礎(競技ディベート)の論題を設定し、生徒が協働的な活動をすることで「思考力・判断力・表現力」を身に付けようとするプログラムを組んでいます。これらの活動により入試や小論文に必要な学力だけではなく、社会人として必要とされる資質・能力が備わると思います。生徒の皆さんは高松先生の講義内容をしっかり意識して、10月に予定されているディベート対抗戦の準備を進めてください。