2年理系オナー 埼工大連携講座②
12月26日(火)、2年理系オナークラスの希望者23名が埼玉工業大学において連携講座を受講しました。

 
午前の様子
昼食後 午後の実習の前
午後の様子
 名誉教授・特任教授の井門俊治先生のご指導のもと、有機物の分子構造を始めとするCG実習を行いました。有機分野での連携事業では12月2日に講義を受講し、ルミノール反応の実験をさせて頂いていますが、この日の体験実習は有機物の分子をコンピュータにより可視化することを中心に行い、それを通して情報工学の実習も含めて行いました。
 午前中は、AVSソフト(動画編集ソフトAviSynth)を利用し、まず最初に炭化水素の構造や振る舞いを観察したあと、プログラムを変更して原子の色を変え、そのプログラムの実行結果がどうなるかも見ました。またエクセルも併用して正弦曲線も描かせました。
 午後の実習前には学内も見学しました。ものづくり研究センターや図書館を見学させていただきました。図書館には徳川家の三つ葉葵の御紋があります。埼工大の理事長は文京区の智香寺の関係の方であり、智香寺は徳川家康の母の菩提寺のため、三つ葉葵の使用を許されているそうです。
 午後は引き続きAVSソフトを利用し、正弦曲線の発展でらせんを描かせました。なおらせんを2つ組み合わせることによりDNAの二重らせん構造に至りました。またこれを通し、さらに複雑な形の分子や現象を可視化するためのプログラムを作るためのきっかけとなる講座で、生徒は有機反応を学習するだけでなく、情報工学そのものの興味関心を高めることにもつながりました。最後に委員長より井門先生へ謝辞を伝えました。井門先生、TAの先生方など埼工大の先生方には大変なご尽力をいただきました。誠にありがとうございました。