3年理系オナー 被災地研修
10月28日(水)、3年理系オナークラス37人が東日本大震災で被災した地域(福島県)で研修を行いました。

 
 このプログラムを開始して6年目となります。東日本大震災から9年の年月が流れ、津波被害や原発事故に対する記憶が薄れゆく中、近年台風に伴う河川の氾濫などが頻発し、自然災害に対する意識は高まっています。これからの時代、自然災害は誰にも例外なく降りかかる可能性があります。実際に被災した福島地域を訪れ、一人一人が自然災害について考え、防災意識を高める機会を設けることを目的としています。
 今年度は、新型コロナウイルス感染症対策を十分に講じながらの実施となりました。
 
☆東京電力廃炉資料館視察
 生徒は、福島原子力事故と廃炉事業に関する映像を視聴した後、班ごとに分かれ、東京電力のスタッフから説明を受けました。福島原子力事故の事実と廃炉事業の現状を学ぶ貴重な機会となりました。
 
☆特定廃棄物埋立情報館リプルンふくしま視察
 リプルンふくしまは、環境省が主体となって、現在福島県で行われている放射性物質に汚染されたごみの埋立処分について学ぶことができる体験型の情報館です。特定廃棄物の埋立処分事業の概要や必要性、安全対策、進捗状況について学ぶことができました。
 
☆いわき震災伝承みらい館視察
 震災関連資料の展示、語り部の講話などにより震災の記憶や教訓を伝承し、いわき市内各地の復興まちづくりに関わる取組みを支援する施設です。震災語り部の方から震災当日時の話を直接拝聴し、自然災害に対する心構え・教訓を学ぶことができました。