2年理系+1年理系オナークラス 出前授業
12月15日(火)、2年理系4クラスと1年理系オナークラスを対象に、大学及び研究所より講師をお招きし、7講座に分かれて、先端の研究等について聴講しました。

 
 今年度はコロナウイルスへの対策を講じる必要から、県外の先生による講座はオンラインでお願いする必要がありました。有機反応化学、情報科学、環境科学、物理・工学、宇宙科学、薬学、植物工学の7講座に分かれ、各自の希望講座を聴講しました。どの講座でも普段聞くことができない内容や、普段行うことのできない実験などを通して、先端技術を楽しく学べました。
☆「表面を操作する有機材料の合成と表面修飾」(埼玉工業大学 田中睦生教授)
 オンラインにより、①大学と研究内容の紹介、②コロナウイルスワクチン、③人工知能について講義していただきました。特にコロナウイルスのmRNAワクチンについての話は、生徒たちも興味深く聞いていました。
☆情報科学(次世代インターネット活用事業研究会 井門俊治代表)
 ズームを用いてmicro:bitを使ったブロックプログラミングを行いました。基本を教えていただき、5×5のLEDに文字を表示させたり、音を出させたり、ボタンを使った簡単なゲームを作成したりと、生徒は自由にプログラムを組み立てていました。生徒は全員積極的に参加をし、実のある授業になりました。
☆環境科学(神奈川工科大学 高村岳樹教授)
 事前にお送りいただいた大学近郊の河川水やいくつかの清涼飲料水を用い、水の硬度を測定し、またそれを通して水の汚染度を調べる実験をさせていただきました。全員積極的に、熱心に実験に取り組んでいました。
☆物理・工学(群馬大学 山田功教授)
 空気砲、エネルギー実験、運動量実験、ジャイロモーメントの実験など、様々な身近な現象にまつわる実験を演示していただき、生徒は興味深く観察しました。また、ボール紙とクリップで坂を歩いて下る模型を作る実験もさせていただき、全員熱心に取り組みました。
☆宇宙科学・地球科学(群馬県立自然史博物館 菅原久誠副主幹)
 自然史博物館の仕事の様子と宇宙生命について講義していただきました。後半は岩石や火山灰に含まれるお宝(鉱物)を顕微鏡で観察したり、岩石を研磨して箸置き作りを行いました。
☆薬学(群馬大学 日置英彰教授)
 有機化合物の概略を講義いただき、次いでアスピリンの名で知られるアセチルサリチル酸について、腸溶薬と胃溶薬の違いについて実験をさせていただきました。全員熱心に取り組みました。
☆植物工学(高崎健康福祉大学 石神靖弘教授)
 最先端の植物工場についてご講義頂きました。生産される野菜によって最適化された施設や現在の植物工場の普及状況、植物工場の将来像など多岐に渡って学ばせていただきました。