2年理系+1年理系オナークラス 一斉出前授業
12月14日(火)、2年理系クラスと1年理系オナークラスを対象に、大学及び研究所より講師をお招きし、先端の研究等についてうかがいました。

 
 情報科学、環境科学、物理・工学、進化学、生物学、薬学、理学療法の7講座に分かれ、各自の希望講座を聴講しました。どの講座でも普段聞くことができない内容や、普段行うことのできない実験などを通して、先端技術を楽しく学べました。
☆情報科学(中央情報学園 井門俊治教育DX推進室長)
 Googleが提供している、「Google Colaboratory(ブラウザ上でpythonを記述・実行することができるサービス)」を用いてpythonのプログラミングを体験しました。
モンテカルロ法による円周率の計算など、プログラミングの基礎を学んだ後、Turtleモジュールで描画も行いました。生徒たちは初のプログラミング体験をするものが多く、普段できない実習に興味を持って取り組みました。
☆環境科学(神奈川工科大学 高村岳樹教授)
 事前にお送りいただいた大学近郊の河川水やいくつかの清涼飲料水を用い、パックテストで水の汚染度を調べる実験をしました。また水棲生物が水の汚染度にも関係することも学びました。全員熱心に実験に取り組んでいました。
☆物理・工学(群馬大学 山田功教授)
 紙コップで空気抵抗を利用した実験をしたり、運動量保存やジャイロモーメントをはじめとした実験を演示したりしていただきました。様々なロボットのお話もしていただき、楽しく熱心に実験を行うなど全員積極的に取り組みました。
☆脊椎動物進化論(群馬県立自然史博物館 髙桒祐司主幹)
 化石の研究を中心として、脊椎動物の進化をお話しいただきました。骨格からわかる事柄を、サケ、ワニ、恐竜などの具体例を通して楽しくお話しいただきました。
☆生物学(高崎健康福祉大学 川崎秀樹教授)
 カイコの幼虫を実際に解剖し、昆虫の学習をしました。精巧な構造と、ヒトの体内と相違点や同じ点も併せて学習しました。生徒たちは熱心に知識を吸収しました。
☆薬学(群馬大学 奥浩之准教授)
 最新の医薬品のメカニズム、ガン免疫療法についての講義をいただきました。成育の異なるガンを発症したマウスの解剖実験、発ガンのメカニズムや経過を学習しました。生徒たちは解剖を通して生体内の器官やガンの状態を観察し、興味深く取り組みました。
☆理学療法(群馬パース大学 城下貴司講師)
 理学療法はアスリートを支えたり、国民の健康寿命を延ばしたりする重要な役割を担っている職業であると講義していただき、実習ではテーピングの巻き方を生徒同士で体験しました。生徒たちはテーピングをく実技を楽しみながら行いました。